ケーカク的しつけ

フェレットのしつけの日記を書くケーカク

教育実習と恥じらいの日記

 教育実習生のガイダンスのようなものを受けた。自己紹介で言葉に詰まって、なんだかわからないことをたくさん口走って逃げるように頭を下げて席についたとき、背中を汗が伝っていくのを感じた。こういうときはいつも感じる。自分はもっとできたはずなのに、どう思われているだろうかと思い、心がくるしい。つらくてくるしい、それがぼくのすべてだ。

 『伝え方が9割』という本を読んだ。生徒の授業に対する集中力はスピーカーの伝える力に比例すると書いてあり、自分にはできないんじゃないかと思う。

 自分は伝えるのも伝えられるのも苦手だ。教育実習で何が必要なのか聞くのを忘れていて、それが今日発覚した。結果的にやることが三倍くらいに増えてしまって、つらいどころの騒ぎではない。騒ぎになってる。ぼくの心のなかで。

 何を話しているかがわからないままに話をしていると、どうにもうまくいかなくて、キョトンとしていたらイライラさせてしまった。わからないんだからしょうがないのに。伝えられないし、伝わってもこない。伝え方が9割。でもその前に理解できない人は、どうなるんだろう。0割?

 高校に行くと、精神が不安定になる。誰かと関わっていなきゃいけない空間が苦手だ。

 友人と会って食事をした。彼はモテるのだけど、すぐに飽きてしまって目移りしては浮気を繰り返すらしい。そのことで本人が悩んでいた。モテるなら良いじゃないかと思うのだけど、人の悩みはそれぞれで面白い。