ケーカク的しつけ

フェレットのしつけの日記を書くケーカク

死を回避するためにダークサイドに堕ちた日記

ダークサイドに堕ちました。きょうを持って僕はダークに生きていきます。かなり闇です。すごい悪です。 教育実習の一日目、いろんな意見を聞いていたんだけど、「やっぱりたのしいよ」とか「結局やってよかったです!」とか。 あれはウソだったんだろうか。…

教育実習と恥じらいの日記

教育実習生のガイダンスのようなものを受けた。自己紹介で言葉に詰まって、なんだかわからないことをたくさん口走って逃げるように頭を下げて席についたとき、背中を汗が伝っていくのを感じた。こういうときはいつも感じる。自分はもっとできたはずなのに、…

ことばの使い方と大仏の肌の日記

ことばの使い方ひとつで世界は変わるらしい。ことばの使い方ひとつで世界はかわいくなるらしい。ことばの使い方ひとつで世界は川を越えて、あの世へ行ってしまうらしい。 ぼくは今日、クレンジングオイルを買っていた。薬局のおねえさんは、不審がった。 耳…

自閉の日記

今日も十六時に起きた。最近は十時間以上の睡眠はデフォルトになっているみたいだ。 だから今日はなにもしてない。思い出せないが、歌を歌っていた。 妙な夢をみた。行ったことのない京都のホテルに夜泊まって、それから行ったことのない路地裏にある寂れた…

漠然とした不安の日記

落ちているセミの羽と枯れ葉の違いが見分けられない季節になってきた。 昨日買えなかったモバイルバッテリーを買って、これからヴィットリオ・グリゴーロのチケットの支払いをする。 11月28日土曜日、サントリーホール。学生席がまだ残っていたから、学生は…

語りかけてくる日記

いつもいつも、不安がない。これは〜だ。みたいな文章書いていて、何様かと、論文かと思ったので今日は語りかけるような口調で日記を書いていきたいと思います。 とはいえ今日はほとんど何もないと言っていい1日でした。人生にはこういう日が必要なのかもし…

満足した日の日記

ひとつの達成が、ふたつ。俺の問題は結局歌と女の子で、今日はデートがうまくいって、レッスンもうまくいって、めずらしく満足してみようと思えた。 満足した状態は本当にめずらしい。他に何も求めなくていいと、脳が判断したということだ。ほかに何も求めな…

矛盾人間の日記

昨日の三時まで指導案を書いて、寝て、十五時に起きた。十二時間睡眠の果てに残ったのは、つらさと無気力感。当たり前だ。やりたくないことをやっているのだから。 ではなぜ、やりたくもないのに教育実習に行くのか?それは今さら断ることによって自分がダメ…

実習と死なないための日記

ぼくが喋ってることはどうにもまとまらなくて、誰にも通じない。 今日は教育実習の打ち合わせで学校へ行った。ぼくは学校に対して複雑な気持ちがあって、学校は単純に嫌いなのだけど、行ってよかったという気持ちも数%くらいはあり、その狭間で、やっぱり自…

二日酔いの日記

酒を飲んだ翌日の朝のホームは、飛び降りたくなる。目を閉じ、音楽を聴く。生ぬるい空気に包まれた自分の体にグルーブが流れ込み、アルコールと睡眠不足で混濁した頭が自然と前に傾く。目を開ける。こわいのだ。自分のからだは白線のうちがわにあるのか。 は…

ほんとになんもしたくない時の日記

朝、無理やり起きる。昨日の電話の後遺症でまだ眠いが、今日は伴奏者に楽譜を渡しに学校へ行かなきゃならない。 実のところまだ渡す楽譜を用意できてない。伴奏者に渡す楽譜は、自分が持つ原本のコピーになる。伴奏者に楽譜を渡すときはA3でプリントできるよ…

眠れない夜からはじまる一日の日記

ブコウスキーの小説を読んで、自分の小説を読んだ。ブコウスキーの小説は笑っちゃったり妙な気分になったりしたんだけどぼくのはあんまり面白くなかった。 そんなもんだろうとおもって、AVを見た。午前一時のこと。AVは笑える。真剣なものほど滑稽だ。どうし…

まよい、くるしく、はずかしい日の日記

bloodthirsty butchers というバンドの『kocorono』というアルバムがある。 二月から十二月までの月日を題された曲たちが並ぶアルバムだ。大人になんか解ってたまるか、と歌う四月、黄昏の十月、迷いながら疾走する十二月の東京。夏には夏の歌があり冬には冬…

展覧会と性欲と、絵画の一回性と空についての日記

なにもないところから歌を始めるように、なにもないところから文章を書きはじめよう。 今日は神保町で友達とあそんだ。ピーター・ドイグ展をみて、それから古着をみて、パスタを食べ、カフェでゆっくりと話した。ぼくは友達が相手でも性欲が湧く。同性にも場…

はじめましての日記

『ケーカク的しつけ』と題して、日記をつけてみることにした。 「日記とは毎日つづく一つのストーリーで、長編小説を書く練習に最適だ」と言っていたのは、誰だったっけ。千葉雅也か、坂口恭平か、保坂和志だろうとおもう。この三人がぼくの文章の先生です。…